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コラム
2020.11.02(月)

【コラム】河川敷の雑草について

生物多様性条約・名古屋議定書が採択されてから10年になる今年10月、会社近くの巾下川周辺を歩いて植物の状況を見てきました。

秋ということで特定外来種のオオキンケイギク、アレチウリなどはみられませんでしたが、帰化植物や栽培種からの逸脱植物が目立っていました。

そこで今回は、河川敷の雑草についてご紹介したいと思います!

河川敷で見かけた雑草

彼岸花

例年、かなり正確にお彼岸頃に咲きます。

今年は10月初めでもつぼみがみられたので成長が少し遅いようです。

なかま

これは彼岸花の近縁のゼフィランサスのなかまです。

園芸種からの逸脱になります。

マメアサガオ(左)とマルバルコウソウ(右)

マメアサガオは穀物に混ざってマルバルコウソウは園芸種からの逸脱とされています。

よく似たものに薄ピンクのホシアサガオもあります。

アレチヌスビトハギ

衣服にくっつくことで有名です。

アメリカセンダングサ

こちらも衣服に着くとやっかいです。

アレチハナガサ

ドライフラワーに使われるスターチスの仲間です。

セイタカアワダチソウ

まだつぼみでした。

昭和40年代には社会問題になるほど繁っていましたが、今は当時のいきおいはありません。

年々新しい帰化植物が入ってくるので、定期的に勉強しないとついていけません。

同じ植物と思っているものがいつのまにか別種に入れ替わっていることも多くあります。

  • ヌスビトハギ→アレチヌスビトハギ
  • イノコズチ→ヒナタイノコヅチ
  • メマツヨイグサ→アレチマツヨイグサ など

最後に

いかがだったでしょうか?

今回のブログでは、河川敷の雑草についてご紹介しました!

河川敷の雑草からも環境の変化をみることができます。

私たちの勉強をかねてこれから季節ごとに報告していきたいと思います。

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