【大気分析】ご依頼方法から報告書までの順序について
大気分析には
- 大気汚染防止法・県条例によるばい煙、VOCの分析・測定
- 大気の環境基準の適合調査のための濃度測定
- ビル管理衛生法による空気環境測定
などがあり、
ボイラーなどのばい煙発生施設や揮発性有機化合物排出設備、特定建築物などが測定対象施設となっています。
※VOCの測定については、こちらのブログを参考にしてください
そこで今回は、当社の提供する大気分析のご依頼から測定方法、測定結果報告書のお渡しまでの順序についてご紹介したいと思います。
大気分析の対象
主に
- 環境大気
- 排ガス
- 室内空気
などがあります。
特に、排ガスについては、ボイラーや焼却施設など規模や種類によって法令で規制されている必須項目があります。
大気環境中の汚染物質の測定は、地域住民の公衆衛生の観点から自主的に測定をご依頼いただくケースもあり、測定項目、測定方法など目的に応じて対応いたしますのでお気軽にお問い合わせください。
1.打合せ
大気分析のご依頼いただきますと、まず、お客様と測定について打合せを行います。
打合せ内容の例
- 測定の目的
- 測定対象の施設・採取場所
- 採取のタイミング
- 分析項目(地域条例で規制されているばい煙や窒素酸化物などの項目)
などについてお聞きします。
その後、お見積りをご提出いたします。
2.大気測定
当社の技術者が訪問し、調査の対象である大気の採取を行います。
測定時には、測定に必要な測定用具を持参いたします。
測定項目により採取に要する時間が異なります。
例として
- 排ガス測定の場合 約1時間30分程度かかります。
3.分析・解析
採取した大気を持ち帰り成分の分析・解析を行っていきます。
測定現場では測定対象となる項目の採取以外に
- ガス量
- 圧力
- 流速
- 水分
- ガス温度
などの調査も行っていきます。
4.報告書お渡し
分析した結果データは分析結果報告書としてまとめて、お客様の元にご提出いたします。
分析結果報告書
基本的に数値での結果報告書となっております。
排ガス測定の報告書などは、計算書も含め全部で5〜6枚程度となっております。
5.アフターフォロー
報告書をお渡しするだけでは
- どこをどう見れば良いか
- 役所に届け出る項目はどれなのか
など、ご相談いただくことも少なくありません。
その際には、当社の技術者が分析結果のご説明やアドバイスをさせていただきます。
最後に
今回のブログでは、大気分析の順序についてご紹介しました!
大気分析について、ご相談などがありましたら、お気軽にお問い合わせください。