【コラム】ナマズ看板とは?どのような意味、意図があるのか
道路上に設置されたナマズ看板をご存じですか。
もちろん、ナマズのかば焼き屋さんの看板ではありません。
今年(2022年)に入って、1月に南太平洋のトンガにある海底火山の噴火により津波がおしよせたり、3月には新幹線の脱線までの引き起こした宮城・福島地震の発生等、日本で地震の話題が尽きることはありません。
東海地方は、以前から大規模な地震発生の危険度が高い地域とされ、地震予測システムの整備などが進められてきました。
東海地震はマグニチュード8クラスの地震が起こるとの予測がされています。
しかし、いざ地震が発生すれば、予想を超える様々な事態が発生するものと思われます。
看板について
緊急交通路とは、災害対策基本法第76条第1項に基づき、一般車両の通行の禁止・制限を交通管理者が路線と区間を指定されるもので、この道路指定に使われているのが、ナマズ看板です。
ナマズ看板は下図のように、ナマズの横に車と×印が描かれた交通規制予告標識で、この標識が設置されている道路は、大地震が起きたとき、パトカーや救急車など緊急車両がスムーズに通行できるよう、一般車両の通行を禁止または制限される道路となります。
※引用:名古屋市HP「大規模災害時に一般車両を交通規制する道路」
この標識のデザインは、中部地方整備局管内の道路管理者(国、県、指定都市等)により組織される中部地区道路管理防災・震災対策検討会において中部地区の統一デザインとして決定されたものです。設置は、名城公園周辺の道路上に平成20年3月に行われています。
名城公園周辺に設置されているのは、国の東海地震時における活動計画において、東海地震発生時には応援部隊が名城公園を拠点として救援活動にあたることが定められています。
標識(緊急交通路予告標識)の設置状況
いかがだったでしょうか?
今回は、最近連続して起きた地震に関連して、地震に関連するトピック的な話題を報告しました。
尾北環境では、こうした委員会の事務局経験者も所属しており、皆様の支援にお答えできるコンサル的な業務もお手伝いできますので、ご相談ください。