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2022.06.27(月)

【排ガス測定・ばいじん(煤塵)測定】ご依頼方法から報告書までの順序

排ガス・ばいじん測定

人の健康を保護し、生活環境を保全するために環境基準が制定されており、この環境基準を達成することを目標に大気汚染防止法による規制があります。

大気汚染防止法には工場やボイラー、事業場からの排出・飛散する大気汚染物質に対し、物質の種類ごと、施設の種類・規模ごとに排出基準値等が定められており、排出者は基準を守る義務や報告義務があります。

そこで今回は、当社が提供する排ガス・ばいじん測定のご依頼から測定結果報告書をお渡しするまでの全体の流れについてご紹介したいと思います。

測定を行う対象施設例

  • ボイラー
  • 加熱炉
  • 乾燥炉
  • ディーゼル機関

などが該当し、さらに一定規模以上のものが対象となります。

※対象となる施設について詳しく知りたい場合は、当社へお気軽にお問い合せ下さい

主な測定項目

  • 硫黄酸化物(SOx)
  • 窒素酸化物(NOx)
  • ばいじん
  • その他の有害物質(カドミウム及びその化合物、塩素、塩化水素、ふっ素、ふっ化水素およびふっ化素、鉛及びその化合物 など)

※測定項目の基準は、都道府県が条例により定める上乗せ基準などがある場合があります。

1.現場調査

排ガス測定・ばいじん(煤塵)測定のご依頼をいただきますと、はじめに測定現場などについてお伺いさせていただきます。

内容例

  • どのような施設の測定なのか
  • 施設の大きさ・規模(施設の工事届などを事前にご準備していただくとより分かりやすく進めることが出来ます)
  • 台数や測定口の位置(測定には試料採取のために測定口が必要です)

などについてお聞きします。

必要に応じて、現地にお伺いし、下見や測定について打合せをさせていただきます。

2.測定

当社の技術者が訪問し、調査対象である排ガス・ばいじんの測定を行います。

測定時間は現場の状況や、施設の燃焼状況によって異なりますが、施設1基あたり約1.5時間程度となっております。

測定頻度は施設や規模、項目により異なりますので、当社までお問い合せいただければ返答させていただきます。

測定対象となる施設より排出されている大気(排ガス)を項目ごとに決められた吸収液やろ紙などを使用し、検体の採取を行います。

3. 分析

当社の分析室にて採取した検体を分析をします。

4. 分析結果報告書提出

分析結果から出た測定値をもとに報告書を作成します。

報告書は数値での結果報告となっております。

結果報告書を作成する際には、分析値から測定値への計算書もお付けしております。

5.アフターフォロー

新しくご担当になった方や、化学物質などにあまり詳しくないお客様には

  • 報告書に載っている項目がよく分からない
  • 数字、単位など馴染みのないものなのでよくわからない
  • どの項目を役所へ届け出たら良いのかわからない

などお困りごとや疑問点などがあるかと思います。

当社ではそういった疑問にお応えできるよう報告書をお渡しするたけでなく、分析項目の解説や、数値の見方の説明など、お客様に寄り添って対応させていただきます。

最後に

今回のブログでは排ガス・ばいじん測定についてご紹介しました!

排ガス・ばいじん測定についてご相談などがありましたら、お気軽にお問い合わせください!

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