【令和6年4月1日より施行】事業者必見!改定された呼吸用保護具の基準
令和6年4月1日より、防じんマスク、防毒マスク、電動ファン付き呼吸用保護具をどう選び、使い、保持するかについての新しいガイドラインが発表されました。
これは、化学物質に関する最新の管理基準に基づくもので、これまでの基準を置き換えるものです。
※参考:厚生労働省「防じんマスク、防毒マスク及び電動ファン付き呼吸用保護具の選択、使用等について」
厚生労働省は、事業者が労働者の健康を保護するために、適切な呼吸用保護具を選択し、使用することの重要性を強調しています。
事業者は、改正された労働安全衛生規則に基づき、リスクアセスメントの結果を踏まえた上で、リスクを可能な限り最小限に抑えるための対策を講じることが求められています。
そこで今回は、新しいガイドラインについて抑えておくべきポイントを解説します。
抑えておくべきポイント
1.全体の趣旨
事業者は、労働者が化学物質にばく露するリスクを把握し、必要な保護具を適切に使用させることで、健康障害を防ぐ責任があります。
2.呼吸用保護具の選択
さまざまな状況に適した呼吸用保護具の選択について、具体的な指示があります。
例えば、酸素の濃度が低い場所や、有害物質の濃度が高い場所での作業には、特定のタイプの保護具を選択し使用しなければなりません。
3.保守管理と教育
保護具の適切な装着方法、保守管理、着用の際の教育・訓練についての指針があります。
事業者は、労働者がこれらの知識を身につけ、適切に行動できるようにサポートすることが必要です。
4.特定保護具の使用における留意点
特定の保護具、例えば防じんマスクや防毒マスクなどの選択と使用にあたっては、粉じんの種類、有害ガスの存在など、作業環境を考慮した指示があります。
最後に
今回は、新しいガイドラインについて抑えておくべきポイントをご紹介しました。