【騒音測定】騒音障害防止のためのガイドラインの改訂
みなさんご存知でしたか?
令和5年4月20日、厚生労働省より「騒音障害防止のためのガイドライン」が改訂されました。
※参考:厚生労働省「騒音障害防止対策」
平成4年10月1日策定された騒音障害防止のためのガイドライン(旧ガイドライン)の見直し検討会が令和3年7月から令和4年2月にかけて行われており、令和5年4月に改訂されました。
そこで今回は、騒音障害防止対策の主な変更点についてご紹介したいと思います。
主な変更点
- 騒音障害防止対策の管理者の選任を追加
- 騒音レベルの新しい測定方法の追加
- 個人ばく露測定(終日または半日)推計
- 聴覚保護具の選定基準の明示
- 騒音健康診断の検査項目の見直し
作業環境管理に関して、別表第1、別表第2に掲げる屋内作業場については従来通りの作業環境測定が課されます。
別表第2に掲げる作業場においては以下のように変更がなされました。
- 屋内作業場で騒音源が移動する場合等において、個人ばく露測定が追加されました。
- 坑内の作業場という区分が追加され、定点測定による測定及び個人ばく露測定が定められました。
- 屋外作業場で個人ばく露測定と推計が追加されました。
別表第1
別表第2
最後に
今回のブログでは、騒音障害防止のためのガイドラインの改訂についてご紹介しました。
ガイドライン対象外でも、騒音が大きい作業場がある場合は対策を講じましょう!
騒音測定のご相談がありましたらぜひお問い合わせください。