【コラム】「PFAS」とは何か?特性とPFOS・PFOAとの関係性について
最近のニュースで「PFAS」がある地域の水域や住民の方の血液から検出された、ということを目にされたことありませんか?
以前当社のブログで「PFOS」「PFOA」とはどういう物質でどんな問題点があるのかをご紹介しましたが、今回は、「PFAS」とは何か、上記の物質と関係あるのかご紹介していきたいと思います。
※「PFOS」「PFOA」についてはこちらのブログを参考にしてください
「PFAS」とは
「PFAS」とは「per- and polyfluoroalkyl substances」の略で、炭素とたくさんのフッ素の結合を持つ有機化合物の一部の総称で「ピーファス」と読みます。
「PFOS」「PFOA」はその中の一つの化学物質ということになります。
「PFAS」の種類は定義によって異なるようですが数千種類もあるそうです。
この中には、水に溶けない安定無害で今や日常生活にも欠かせないフッ素樹脂も含まれているそうです。
すでにPFOS等はストックホルム条約、化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)、水道法で規制されていますが、今後PFOA関連物質や代替物質として使用されている「PFHxS(Perfluorohexane-1-sulphonic acid:パーフルオロヘキサンスルホン酸(ペルフルオロヘキサンスルホン酸))」なども順次規制が進んでいくようです。
いかがだったでしょうか?
今回のブログでは「PFAS」とは何か、「PFOS」「PFOA」との関係性についてご紹介しました。
今後とも有機フッ素化合物関連のニュースは私たち環境分析を仕事にしている者にとっては目が離せませんね。