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2025.02.10(月)

【コラム】三寒四温をご存知ですか?

三寒四温

冬から春へと季節が移り変わる時期に、「三寒四温(さんかんしおん)」という言葉をよく耳にします。

これは、”寒い日が3日”と”暖かい日が4日”程度続き、また寒い日が訪れるという2月から3月初旬に、冬から春へ向かう時季を示す言葉として使われています。

では、なぜ「三寒四温」となるのでしょうか。

今回は、現象の説明と由来についてご紹介いたします。

三寒四温とは

日本付近の冬はシベリア高気圧に覆われて寒さが続きますが、

2月以降、次第に暖かい春へと移り変わります。これは移動性高気圧と低気圧が交互に日本付近を通過することで起こる現象です。

 

移動性高気圧に覆われると、風が弱く穏やかな晴天が続く一方で、低気圧が通過すると湿った空気が流れ込み、雨が降ることが多くなります。低気圧通過後には大陸から冷たい空気が流れ込み、再び寒さが戻ります。

このサイクルが繰り返されることで、寒暖が交互に訪れる「三寒四温」という現象が現れるのです。

実際は、3日寒く、次いで4日暖かい。というようなきちんとしたパターンとなっているわけではありませんが、寒さと暖かさが交互に繰り返されることを示す慣用句として早春に使われます。

この「三寒四温」は、もともと中国や朝鮮半島の北部で冬の気象現象を表す言葉として使用されていました。シベリア高気圧の張り出しに伴い、1週間程度のサイクルで寒い日と暖かな日が繰り返されることが由来だと言われています。

日本では、交互にやってくる高気圧と低気圧のサイクルに当てはめて冬ではなく早春に使われるようになったようです。

いかがだったでしょうか?

今回は、三寒四温という現象の説明と由来についてご紹介いたしました。

寒暖差が激しくなってきました。皆さま体調にはお気をつけてくださいませ。

 

また当社では、職場の寒冷・暑熱測定も行っております。

職場環境が気になる方は、ぜひご相談ください。

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